【勉強メモ】【武道】△(三角)で入身し、○(まる)く捌き、□(四角)に収める【体術】

稽古をしていまして、ここ数カ月で気付いたことがありましたので残しておこうと思います。

※私の勝手な解釈を多分に含んだ個人的なメモです。ちょっとした発見をメモとして残したくて書いているものですので、内容におかしな部分が多くあると思いますが、ご容赦ください。

合気道では、道場によるとは思いますが「△(三角)で入身し、○(まる)く捌き、□(四角)に収める」という指導を、しばしば受けることがあります。

この意味・解釈は教える道場や先生によって微妙に異なるようです。

▼こんかいのメモの内容は以下の通りです▼

  1. 「△」の説明がしっくりこない
  2. 今回みつけた「△」
  3. 三角形と入り身はセットで「△」
  4. 「〇」から「□」へ

「△」の説明がしっくりこない

私も、コレはどういう意味なんだろうと、身体で実感できるよう考えながら稽古をしています。

私が習ったところでは、下図のように「敵の攻撃に対し、斜めに入り身」して、その軌跡を『三角』として示しているのだという風に教わりました。

しかし、「攻撃に対して斜めに入る」という動きは、合気道に限らず他の武道・武術においてもよく見られるものです。

この足捌きのみを示すだけでは、いまいち技に繋がっているような実感がなく、「本当にそうなのだろうか?説明として不十分だったのではないか?」と考えるようになっていました。「合気道特有」な技術といえるような「△」の実感は何処にあるんだろう?と考えていたら、なんだかそれらしい(?)ものを見つけました。

今回みつけた「△」

それは、「相手との接点」を第一頂点とし、自分と相手の腕を「辺」として、互いの「肩」をそれぞれの頂点として出来る「三角」です。

仮に、相手と自分の腕の長さが同じものとし、『二等辺三角形』であるとしましょう。

相手との接点(繋がり)ができれば、掴む必要はありません。

「二等辺三角形の繋がりが解けないように」意識しながら入り身をすると、自然と小さな円を描き始めました。「〇」が生じ始めたのです。

三角形と入り身はセットで「△」

「△+入り身」から生じる円の動きを、そのまま大きくしたり、小さくしたりすることで「繋がり」が解けずに回ることが出来ます。

これは、逆に言えば「接点から成る三角形」と「斜めの入り身」はセットでなければ、繋がりのある「〇」が生じないといっていいかもしれません。つまり、これが『三角』の正体なのでは!?ないでしょうか?!

回る最中に相手との距離感が変化しても、動きが自然であれば問題はありませんでした。『二等辺三角形』の底辺が動いても、『二等辺三角形』であることには変わりない為、相手との繋がりが外れない様でした。

「〇」から「□」へ

合気道では、全ての技を身体の正中線上のラインで行うように出来ています。(見た目にはわかりずらいですが)

『〇』の動きから『□』に収まるときには、この身体の正面の空間を『四角い箱』のように見立てることで、箱の中にコンパクトに『物事がおさまる』ように技を行うと、見事に型通りの四角い残心のかたちをとる事ができます。

私の道場では、型の最後の残心を『□』で示している、と教わりましたが、このように考えることで、従来の『△(入り身)、〇(捌き)、□(残心)』の解釈を崩すことなく、補完説明がすることができました。ちなみに、この理論ですべての技を試したわけではありませんが、いまのところ試した基本的な技は全て、矛盾なく成立しているように感じました。

今回の気づきで一番大きかったことは、『△、〇、□』がそれぞれ個別の概念ではなく、切れ目なく繋がっているものであるという感覚を得られたことでした。これまで『外身』だけだったものに『中身』が入り、より充実した稽古が出来るようになったように思います。

達人がやるような、マジックの様な技術にはまだまだ及びませんが、いつかたどり着けるように、これからも研究を続けていきたいと思います。

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